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【美容看護師向け】美容治療で起こる「白斑」とは?

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nico

・美容看護師9年目
・病棟を1年未満で辞めて美容ナースへ
・3つの美容クリニックで勤務経験

美容看護師のアレコレや勉強について分かりやすく発信💡✨️

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よくトーニングの副作用で白斑が起きるって言うけど何で白斑になるの?

白斑はトーニングだけで無く、シミ取りレーザーでも起きる可能性があります。美容看護師として「白斑」は大事な観察ポイントです。今回は「白斑」について美容看護師向けに解説します。

美容看護師として施術に関わる中で「白斑」についてお客様から質問を受けたり、施術後の経過観察で気づいた経験はありませんか?

本記事では、美容看護師が現場で関わることの多い「美容治療によって起こる白斑」に焦点を当て

• 白斑の基本的なメカニズム
• 美容治療別の白斑リスク
• 白斑は元に戻るのか
• 看護師が注意すべきポイント

を専門的視点から分かりやすく解説します。

白斑とは

皮膚にできる大小様々な白い斑点のことです。広範囲に及ぶものから、小さく比較的目立たないものまで様々です。白斑は、皮膚の色を決定するメラニン色素が欠乏・減少することで生じます。

白斑になるメカニズム

皮膚の色は、基底層に存在するメラノサイトがメラニンを産生することで維持されています。

しかし

・メラノサイトが機能低下する
・メラノサイトが破壊される

とメラニンが産生されず、白斑が生じます。

白斑の原因・メカニズム(メラノサイトの機能低下・破壊)

白斑の原因は

・先天性
・後天性
・加齢によるメラノサイト機能低下(老人性白斑)
・美容治療による白斑

があります。

美容医療によっておきる白斑は、治療によりメラノサイトが弱る・破壊された場合におこります。今回は美容ナースが関わることが多い「美容治療によっておきる白斑」についてのみ書きたいと思います。

美容治療によって起きる白斑

美容治療による白斑は、施術によりメラノサイトがダメージを受けた場合に起こります。

白斑が起きる可能性のある主な美容治療

・トーニング
・シミのスポット治療
・ハイドロキノン

があります。

トーニングによる白斑

美容治療による白斑で、よく耳にするのはトーニングが多い印象です。トーニングはメラニンを破壊するだけでなく、メラノサイトを弱らせる効果もありシミ・くすみ・肝斑に効果的と言われている治療です。

メラノサイトを弱らせるということは、メラニンが作りづらくなり白斑になる可能性もあるということになります。特に「高出力での照射」「短期間での高頻度照射」の場合はリスクを高めてしまいます。


実際にトーニングによる白斑は問題視されていますよね。とくに短期間に10回以上照射した場合は起きやすくなると言われています。

以外引用です。

④白斑などの合併症とその対策について
治療頻度による白班発生率の違いを調査するために,当施設で2011年9月〜2013年12月に肝斑を有し,トーニング治療を計5回以上行っていた147症例を対象に検証した18).結果としては,short intervalでの照射が10回を超えてくると,白斑の発生するリスクが高くなること,紫外線暴露による皮膚バリア機能の低下,光老化の進んでいる皮膚では少ない回数でも白斑の発生の可能性が示唆された.予防対策としては画像診断器の紫外線像で白斑発生前に予兆をとらえることが可能である.患者の希望がSkin Rejuvenationであれば,肝斑が軽症化したら,QYTの頻度は減らしていき,④で述べたように真皮中心のLLLT主体の治療とする.GSのLLLTの効果として白斑が回復した症例もあり,緩徐ではあるが色素沈着だけでなく,色素脱失にも回復効果が期待できる.ビタミンCやEの内服も同様に色素沈着だけでなく,抗酸化剤の効果として白斑に有効という報告もあり,当施設でも積極的にすすめている22).

引用元:肝斑に対するトーニング治療:1,064 nmナノ秒レーザー
黄 聖琥 , 菅原 順, 佐武 利彦  引用元リンク肝斑に対するトーニング治療:1,064 nmナノ秒レーザー J-STAGE www.jstage.jst.go.jp

シミ治療(スポットレーザー)による白斑

シミ治療(スポットレーザー)も白斑になる可能性があります。レーザーによりメラノサイトが弱る・破壊されることで白斑になります。

白斑のリスクを高めてしまう原因としては出力が強すぎる」「短期間での照射」「紫外線ダメージの強い皮膚・光老化が進んだ皮膚(高齢になるほど注意)への照射が挙げられます。

レーザーの出力が強すぎるとメラノサイトが破壊されるリスクが高くなります。また、シミが薄くならなかったからといって短期間で再度シミ治療をすると弱っているメラノサイトに更に追い討ちをかけて破壊してしまう可能性があります。

IPL(フォト)による白斑

同じシミ治療でもスポットレーザーに比べてIPL(フォト)の場合は波長が浅いためメラノサイトまで届きにくいです。威力もレーザーに比べるとマイルドなのでメラノサイトを破壊するリスクは低いです。

ただ、高出力・高頻度・日焼けした肌・炎症している肌に照射した場合はリスクはゼロではありません。トーニングやスポット治療に比べてIPLによる白斑は話題に上がりませんが、実際にIPLで白斑になった方も居ました。

ハイドロキノンによる白斑

効果の高い美白剤として有名なハイドロキノンも長期使用によりメラノサイトがダメージを受けて白斑ができる可能性があります。( ※ 特に濃度の高いハイドロキノン)クリニックによっては、白斑予防の為3~6ヶ月使用したら一旦休薬する場合もあります。

最近のハイドロキノンは白斑にはならないともいいますが、元々白斑になりやすい肌質の方がトーニングやシミ取りをした後に併用してハイドロキノンを使用した場合どうでしょう。リスクは増しますし、トーニング・シミ治療と併用してハイドロキノンは良く使う美容成分です。リスクの説明と経過観察が大切になります。

白斑リスクが高い皮膚

白斑は治療だけが原因というより、元の肌質も影響しています。むしろ、この見極めの方が大切だと思います。

▫️白斑になりやすい肌

・光老化が進んだ皮膚
・加齢
・紫外線ダメージの強い皮膚
・炎症している皮膚

紫外線ダメージが強い、光老化の進んだ皮膚はメラノサイトも老化しており白斑になりやすいです。高齢になれば加齢によりメラノサイトが機能低下しているので、より白斑のリスクも増しますし元々白斑がある人も多いです。

また日焼け後だったり、炎症している所見があるときはメラノサイトが活性化しメラニンを過剰に分泌します。その状態でレーザーを照射すると、メラノサイト周辺のメラニンにレーザーが反応しメラノサイトにダメージが加わり白斑になるリスクが増します。

美容治療(トーニング・スポット治療)で白斑になるメカニズム

またこればイレギュラーですが、「乳輪」「陰茎」にスポット治療をして白斑になって悩んでいる方もいます。乳輪や陰茎は元々メラニンが多い部分です。弱めにレーザーを打ったとしても、メラニン量が多いため強く反応しメラノサイト事破壊され白斑になったというパターンです。元々色味が強いので、白斑が出来るとコントラストが目立ち悩まれる方もいます。

看護師の観察ポイント・関わり方

看護師の役割は異変に気づいて医師に報告することが重要だと思います。

白斑は治療経過途中で起きる事もあり、看護師が気づくパターンも多いです。また何気ない会話は医師より看護師と施術中にすることが多いと思います。日焼けの予定があったりなんかはそこで情報を拾う事もあります。そのためには白斑になるメカニズムと治療についてもしっかり理解しておかないといけません。

「白斑」において看護師が出来ること

・施術前のリスク説明
・治療前の白斑チェック(元から白斑がないか)
・治療期間中の白斑チェック
・白斑ができやすい肌ではないか肌をアセスメント
(光老化が進んだ皮膚・加齢・紫外線ダメージの強い皮膚・炎症している皮膚)

また、白斑を気にするか気にしないかはお客様によって「個人差」があります。現場で働いていると、白斑を気にする方は意外と少なく「シミ」の方を気にされてる方が多いです。目立ちにくい白斑より、目立つシミの方が気になるという感覚です。ただ茶色いシミ・くすみと混ざって白斑がある場合、「色ムラ」が目立つという現象がおきます。

また、治療初期は白斑よりシミの方が目立つため気にされない患者さんも多いですがシミやくすみが改善し肌トーンが均一化することで、後から白斑が目立ち気になるというケースもあります。

実際にお客様からの質問で多いのは「ネットで白斑のリスクがあると見た」という不安です。

実際に白斑になって悩んでいる…というより「ネットでみた白斑になったらどうしよう」という不安からくる質問が多いです。治療の不安を取り除くのも美容看護師の仕事です。

白斑のリスクはゼロでは無いことをお伝えし

・白斑はどうやったらできるのか
・お客さまの今の肌状態
・白斑にならないように対策、経過をみていく事

をしっかりお伝えすれば不安を少しでも取り除く事が出来ます。

美容治療による白斑は元に戻るのか

美容治療によってできた白斑は元に戻るのでしょうか。

メラノサイトが破壊まではされず、一時的に弱っているだけの場合は白斑も一時的で、メラニンの分泌が再開すれば元に戻る可能性はあるそうです。 スポット治療後の白斑について一時的でしばらくすると治りますとお伝えしているクリニックもあります。

勤め先の先生の体感だと
「シミのスポット治療>トーニング>IPL>ハイドロキノン」の順で元に戻る可能性が低いそうです。

確かにシミのレーザー治療のスポット照射だとパワーも強い分、破壊力も強いです。白斑の治療もありますが、治療を行っているクリニックは比較的少ないと思います。できるだけ白斑にさせない為の関わりが大切だと思います。

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