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美容ナース向け 導入治療の仕組み・導入治療って意味あるの?

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nico

・美容看護師9年目
・病棟を1年未満で辞めて美容ナースへ
・3つの美容クリニックで勤務経験

美容看護師のアレコレや勉強について分かりやすく発信💡✨️

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導入治療ってぶっちゃけ効果どうなの!?レーザーの鎮静で行うこと多いけどおまけみたいな感じ!?

導入治療を侮ってはいけません!導入治療の仕組みがら肌にとってのベストタイミングを理解できればお客様のお肌をより良い状態にできます。

美容治療の中でも補助的な立ち位置」になりがちな導入治療。お客様の中には必要性を感じで貰えず、お肌にとってはベストな治療なのに上手にオススメできない美容ナースさんにも是非読んでいただきたいです。

今回はそんな導入治療の仕組み・種類・導入治療が必要な肌状態のタイミングを解説します。

経皮導入の種類

導入の代表的な治療は主に以下の3つがあります。 

イオン導入
     →微弱電流
で美容液を浸透

エレクトロポーレション
    →電気パルスで皮膚に隙間を作り
美容液を浸透

③超音波導入
    →振動で細胞間に空洞現象を起こし
美容液を浸透

1つの機械でエレクトロ×イオン導入など2つの技術を組み合わせている機械もあります。

肌はバリア機能で守られているので美容液は浸透しにくい


私たちの肌は普段バリア機能によって守られています。汚れやファンデーションなどが肌の奥へ入っていったら恐ろしいですよね。なので美容液だけが都合良くスルスルと皮膚の奥へ浸透していく訳がないのです。

このバリア機能を乗り越え、美容成分を届けやすくするのが「経皮導入治療」です!

″どうやって美容成分が浸透するのか”を細かく理解することで導入治療について理解できるだけでなく、皮膚の解剖生理で大切な”バリア機能”や”スキンケア”にも繋がってくる知識なので美容ナースは押さえておくポイントです

押さえておくべき2つのポイントは

①バリア機能により守らているので美容液も浸透しにくい
②美容成分の種類によって浸透のしやすさが変わる

このバリア機能を担っているのが表皮の1番上「角質層」です。バリア機能を理解する上でこの角質層の解剖生理が重要となります。

角質層の解剖生理

角質層を一言で表現するとしたら何と表しますか?

「死んだ細胞」「垢となって剥がれ落ちる」

と理解している人も多いと思うし、こう表現しても正解ですよね◎

角質層の大事な機能は「バリア機能」です。

バリア機能は
✔︎ 外からの刺激から守る
✔︎
 水分や体液が外に出て行かないように守る

という2つのバリア機能で私達は守られています。

角質層は(平均)0.02mmの死んだ細胞が積み重なった構造です。サランラップと同じ薄さです。
角質層は死んだ細胞が積み重なっているだけではなく、特殊な構造になっています。

角質層のバリア機能のポイントは3つ

・レンガ状に積み重なっている
・ラメラ構造
・細胞間脂質

この特徴のおかげで角質層はバリア機能として働きます。

角質層はバリア機能で守らているので美容成分はそんなにスルスルと肌の奥へ入らないと覚えておくと◎

分子量500までしか通らない

「分子量が大きいと肌の奥に浸透しない!」ということは聞いたことありますか?

これはなんとなくイメージしやすいと思います💭

ヒアルロン酸のトロッとした美容液は肌の表面でぬるぬるして奥に浸透している感じはしないですよね…!
逆にサラッとしているビタミンCの美容液は肌の奥にスっと入る感じがします。

ヒアルロン酸は分子量50万~200万。
ビタミンC(アスコルビン酸)の分子量は176。
かなり大きさが違います。

表皮は分子量3000以下、真皮は分子量500程度までの分子を通します。
真皮層の血管壁は分子量100より小さくなくては入り込めないようになっています。

経皮導入を理解する為にはこの皮膚の「バリア機能」について覚えておきましょう✍️
✔︎
角質層のバリア機能により美容液は浸透しにくい
✔︎表皮は分子量3000以下、真皮は分子量500程度までの分子を通す。

3つの導入方法の違い

導入できる深さの違い

イオン導入:表皮まで
エレクトローポレーション:真皮まで
超音波導入:真皮まで

導入できる成分の違い

イオン導入の場合、イオン化できる”水溶性”で”分子量500以下”でなければいけません。比較してエレクトロポレーション・超音波導入は油溶性や分子量の大きい成分も導入できるので幅広い美容成分が導入できます。


この3つの比較であなたは思ったハズ!「イオン導入の強みは?!メリットは?!」
‪‪

そうなんです!導入できる美容成分の多さも皮膚へ届くと深さも、他の2つに負けてます。イオン導入のみの導入機械を取り扱っているクリニックも減ってきた印象です。

だからといって「イオン導入の仕組みは理解しなくていいや」とはいきません。なぜなら「エレクトロ×イオン導入」「超音波×イオン導入」というイオン導入の技術を使った機械は多いのでイオン導入の仕組みは理解必須です。
また家庭用の美顔器のイオン導入を使用されているお客様もいます。

導入治療の代表的な機械

美容クリニックで主に取り扱われている代表的な機械です。2つの技術を組み合わせている機械も多く、同じエレクトローポレーションだとしてもスペックが違います。

【導入治療の代表的な機械】

導入治療の種類 比較 機械によるスペックの違い

2種類の導入方法を組み合わせている機械

先程の代表的な機械の表を見て頂いても分かるように2種類の導入技術を組み合わせている機械もあります。

メソナJ 「エレクトロポレーション×イオン導入」

エレクトローポレーション→隙間を作る
イオン導入→美容成分導入

イオン導入は電流の力で美容成分を肌の奥に押し込む治療です。エレクトロポレーションは電気パルスで皮膚に隙間を開けて美容成分が導入しやすくする治療です。ということは、エレクトロポレーションで皮膚にすき間を作って、イオン導入で浸透させるとより効果的ということになります。

イオンソニック、イオンザイム「イオン導入×超音波」

イオンソニック07、イオンザイムもイオン導入と超音波導入が組み合わさった機械で同時出力も可能です。

イオンソニックはサンソリット、イオンザイムはエンビロンという美容クリニック御用達のスキンケア会社が出しています。

金ドブにしない!導入治療のベストタイミング

導入治療は、特に悩みがない人でもメンテナンス目的で受けることも多いです。ただせっかくお金かけるなら、ここぞというタイミングで治療したいですよね。

メンテナンスとしてもオススメですが、ここぞというタイミングで施術をすると満足度や効果実感が高いです。

導入治療がおすすめなタイミングを紹介していきます

ピーリングとの組み合わせ

ピーリングは肌の汚れを落としターンオーバーを促進する効果があります。肌の汚れが取れた状態だと美容成分の浸透が更に良いので導入治療との組み合わせが良く、相乗効果が期待できます。

せっかく美容成分導入するなら汚れの取れた後が良い

ということです。またピーリング後に気になる乾燥に対しても良いです。

肌がダメージを受けているとき

日焼け・乾燥など、美容成分をダイレクトに届けて肌を回復したい時もベストタイミングです

※あまりにもダメージを受けていると治療自体が刺激になる可能性もあるので医師の判断を仰ぎましょう◎

レーザーやIPL治療との組み合わせ

レーザー治療後の敏感な肌に導入することで炎症を落ちつかせる効果があります。
私の勤め先のクリニックではピコレーザーで顔全部のシミ取りされた方は強い炎症が起きる為、メソナJを同時にオススメしています。レーザーでかなりヒリヒリ炎症してるお肌でもエレクトロポレーションをするとかなり落ち着きダウンタイム、乾燥、色素沈着のリスクも軽減することができます。

美容治療により起きる乾燥・赤み・メラノサイト活性化
導入治療で炎症を鎮静させる事により様々な肌トラブルを防ぐことができる

ニキビ治療

ニキビ治療ではピーリングとセットで導入治療は行われることが多いです。先程のピーリングとの組み合わせによる相乗効果もあります。ニキビ治療で代表的なピーリングとニキビに効果的な成分(ビタミンCなど)を導入するのは昔から行われている治療法です。

色素沈着 

ニキビ跡や色素沈着などにも導入治療が使われます。色素沈着はメラニンが増えた状態です。炎症性の色素沈着で茶色いからといってレーザーで更にメラニンを破壊しようとすると炎症を強める・白斑になるリスクもあり安易にレーザーを使えない場合があります(※1)そんな時の治療法として色素沈着に効果的なビタミンCやトラネキサム酸などの有効成分を低侵襲で導入できます。

(※1)
炎症が強まる理由は、まだ炎症が残っているのに追い討ちを掛けてしまうからです。白斑になる理由はメラノサイトごと破壊される可能性がある為です。⬇️

レーザーで白斑になる原因:メラノサイト活性化しているとメラノサイト周辺にメラニンがあるためレーザーがメラノサイトごと破壊してしまう

肝斑治療

治療が難しい肝斑治療にも導入治療は効果的です。肝斑に効果的と言われている「トラネキサム酸」も導入できます(※導入する成分はクリニックによる)また、肝斑がある方は肌がダメージを受けている方が多く、いきなりトーニングの攻めの治療を単体で行うと炎症の方が強く出てしまい肝斑の悪化も懸念されます。トーニング後の鎮静目的で組み合わせて導入治療をするも良いし、ある程度肌の炎症やダメージを落ち着かせてからレーザー治療した方が良い場合は内服と併用して導入治療のみ数回するも良いと思います。

【結論】 導入治療は金ドブではない!

以上のことから導入治療は金ドブではないと思います。ただ、シミは導入治療では基本的には消えないし、毛穴治療では他の治療に比べると大きい効果は期待出来ないです。

「導入治療 = 手で美容成分を塗るよりかなり浸透する」ということなので、効果は導入する成分に左右されます。例えば、ビタミンCをイオン導入する場合「シミ・美白・ニキビ・毛穴」など色々効果が書かれていると思います。効果は間違ってないですが、詳しくいうと「シミや美白に良い美容成分を手で塗るのに比べると20倍浸透します」ということです。シミの原因のメラニンを破壊するにはレーザーやIPLの方が効果があります。


こんな風に言ってしまうと「じゃああんまり効果ないんだね~」と思われがちですがそんなことはありません。少しでも美容成分を低侵襲で導入したい場合やレーザー治療ができない状態のときには導入治療は活躍します。(先程お伝えしたベストタイミングの状態です💡)

「導入治療5回通ったけどシミが消えなかった!毛穴も引き締まらなかった!」と思ってしまえば金ドブだと思うと思います。近い例えだと、美容室でカラーやブリーチしたらダメージを抑える為にトリートメントをするような感じです。


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