
美容医療に携わるなら知っておきたい電磁波
看護師になる上で必要とされてこなかった「物理」分野は美容ナースでは必須項目となります。この「物理の基礎」が理解出来ていないと、普段取り扱う機械についてもしっかり理解することができず応用もききません。特に理解しておかないといけなのは「電磁波」についてです。
なぜなら
・脱毛やシミ治療で使うレーザー
・ホクロを削り取る炭酸ガスレーザー
・リフトアップ治療の高周波
・赤外線治療
などの治療に加え、老化を進めてしまうと言われている
・紫外線(UVA・UVB)
・ブルーライト
「全て電磁波の一種」だからです。

電磁波について理解できると機械の説明もイメージが付きやすく、美容医療の文献も理解しやすくなります
電磁波とは「電界と磁界が一緒になって空間を伝わる波のこと」
まず、電磁波とは何なのでしょうか。
電磁波とは「電界と磁界が一緒になって空間を伝わる波のこと」です。

電界と磁界それぞれ説明していきます
電界とは 「電気的な力が働く空間」のこと
電界とは「電気的な力が働く空間」のこと。
電気的な力とはプラスとマイナスがくっつく力です。
物体に電流が流れると、そこには必ず「電界」が存在します。電気の力はプラスからマイナスに向かって働きます。

プラスとプラス同士など同じ性質のものは反発し合い
→斥力
プラスとマイナスと異なる性質のものは引き合う
→引力

これは子供の頃に習いましたね!
身近な電界で例えると…静電気でセーターがパチパチパチしたり下敷きで髪の毛を擦るとサイア人になったりするアレです。(誰もが1回は通る道。笑)
大きい電界だと雷雲と大地の間にも生じているそうです。

磁界とは「磁気の働く空間の状態」
磁界とは「磁気の働く空間の状態」
磁気とは「磁石が互いに引き合ったり反発したりする現象の根源となるもの」
これはなんとなくイメージ付きやすいと思います🧲
磁石はN極からS極に向かって働きます。


N極とN極同士など同じ性質のものは反発し合い
→斥力
N極とS極の異なる性質のものは引き合う
→引力

小学生のときに砂鉄と磁石を使う実験やった!スライム砂鉄大好きだった。笑
洗濯機やテレビなど身近な家電製品にも、電界だけでなく磁界が発生しています。
大きいものだと地球自体も磁気を持っていて大きな磁石みたいな働きをします(地磁気)。
コンパスはN極は北、S極は南を刺すのも地磁気の影響です。なのでコンパスも方位“磁石”といいます。

「電界」と「磁界」は互いに影響し合う
電界と磁界は違いに影響し合い、ともに「電磁界」を構成する物理空間です。磁界は電流が流れている周りに発生します。また電気を使えば電界や磁界は発生します。


この右ネジの法則は子供の頃やった記憶がある👍🏻
電流の流れる方向に右ネジを進めると、ネジの回転する方向が磁界の方向です。親指が電流の向き、その他の指が磁界の向きを示してます。この右ネジの法則は覚えている方も多いのではないでしょうか。
この「電界」と「磁界」が互いに影響し合った状態を「電磁波」といいます。

光、スマホやテレビ等の家電製品すべて電磁波です。太陽からも電磁波は放射されています(太陽光)医療で使うCT・MRIも電磁波が使われています。

目に見えないし、意識したことなかったけど電磁波は私達の身近な存在だ✨️
この電磁波を使っている美容医療の機械は多いです。

電磁波の波の性質
電磁波とは「電界と磁界が一緒になって空間を伝わる波」ということまで分かりました。
電磁波は「波の性質」があります。
この波の性質に関しては、美容医療機械の「波長」「周波数」を理解する上でも必要になるので「電磁波とは波の性質がある!」と覚えましょう。
波長とは「波の長さ」
言葉のままですが、電磁波の波の長さのことを「波長」と呼びます。図の山から山、もしくは谷から谷までの距離が波長になります。「レーザーの波長」など、美容医療ではよく使いますよね。

周波数とは
周波数とは「1秒間に繰り返す波の数」のことです。
ヘルツ(Hz)とも呼びます。図の場合だと1秒間に5回の波があるので5ヘルツということになります。
周波数も「高周波治療」など美容医療でよく耳にするワードです。

美容医療における電磁波
美容医療に関わるのは電磁波の図の「光」と「電波」の部分です。

美容医療で使う「光」
美容医療で使う「光」の領域について。
肌に有害とされている紫外線(UVA/UVB)からシミ治療・ほくろ除去・脱毛等で使うレーザー・IPL・LEDは全て広義の意味で「光」の一部です。

可視光線とはその名の通り”人間が目で見ることができる光”です。
可視光線外である「紫外線」と「赤外線」は目で見ることは出来ないですよね。

美容ナースは経験あると思いますが、可視光線であるIPLやレーザーはゴーグルを付けてないと眩しすぎるほど光が見えると思います。可視光線外の波長のレーザーは見えないですよね。


ちなみに、紫色の波長より外だから「紫外線」赤色の波長より外だから「赤外線」というそうです。
美容医療で使う「高周波」
高周波はラジオ波やRFとも呼ばれ、身近なものだと電子レンジやラジオが該当します。
美容医療では主にたるみ治療や肌の引き締めで使われます。エステでの痩身治療の機械にも使われています。

ハイフは電磁波ではない
同じたるみ治療なので誤解を招きやすいのが、ハイフは電磁波ではなく超音波を利用したリフトアップの治療ということです。
超音波とは「周波数が高くて耳に聞こえない音」のことです。「音」なので電界も磁界も関係なく電磁波とは違う分野になります。
美容医療における電磁波まとめ
・電磁波とは「電界と磁界が一緒になって空間を伝わる波のこと」
・電界とは「空間を伝わる電気の力」磁界とは「磁気の働く空間の状態」
・電磁波は波の性質がある・美容医療で関わるのは電磁波の中の「光」と「高周波」
・肌に有害とされている紫外線(UVA/UVB)も「光」
・レーザー・IPL・LEDは全て広義の意味で「光」
・可視光線は人の目で見える「光」のこと
・高周波はラジオ波・RFとも呼ばれている
・高周波は主にたるみ治療や引き締めの治療に使われる
・ハイフは電磁波ではなく超音波

電磁波とは「電界と磁界が一緒になって空間を伝わる波のこと」この電磁波を利用してシミ取りや脱毛、リフトアップなどの美容医療に使っているんですね。

今回はざっくりと「美容医療で使う電磁波」についてまとめたのですが、機械の特徴や波長を勉強する前に電磁波についてなんとなくでも知っておくと頭に入りやすいと思います。
オススメの勉強資料

▫️YouTube
上野にある国立科学博物館で電磁波について学べます
体験型の展示もあって楽しく学べます。他にも沢山の展示があって入館料¥630です。



国立科学博物館は電磁波の勉強を機に初めて行ったのですが、とっても楽しい場所でした🦖
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