

VISIAって治療して肌が綺麗になっているのに、治療前と比べると数値が低くなる事がある。お客様に説明しにくい。

VISIAの特性を理解すれば、その悩み解決します
VISIAをしっかりアセスメントできるようになると、治療の良い結果やお客様満足度に繋がります。今回は美容看護師向けにVISIAについて徹底解説します。
VISIAをしっかりアセスメントするメリット
判断材料が増える
画像診断機があると判断材料が増えます。肉眼では見えにくい所が見えるのでより正しい診察・治療方針の決定に繋がると思います。VISIAを使って治療評価する場合も、治療結果が可視化・数値化されている為、お客様の反応が良いです。また同じ条件・方向で撮影できるので撮影条件にムラが出ないので同じ条件での比較もできます。
治療や物販に繋がる
画像診断することで「肌をしっかり診てくれて自分に合ったスキンケアや治療をオススメされた!」と喜ばれる方は多いです。実際にお客様の肌のアセスメントがしやすくなるので、肌に合った治療やスキンケアが提案しやすくなります。例えば、お悩みがシミだけだったとしてもVISIAで診断できる8項目を一通り説明することで毛穴治療もやりたい等とトータル的にカウンセリングしやすくなります。
VISIA撮影のみ希望の予約された方でも、自分の肌の説明を聞いて治療へのモチベーションが上がり治療や物販に繋がります。

VISIAなしでしっかり肌を診ていたとしても、肌診断機を使ってデータ化されている点においてはお客様にとっては信頼度があるんだなと現場で感じます。
点数は偏差値
VISIAは8項目で画像診断され、数値化されます。この数値は偏差値です。偏差値なので高い方が良いということです。データベース11000人の解析項目の年齢相関とデータベースから算出しています。その中のアジア人のデータが5000人あり、そのうちの同年代100人と比較です。(※撮影前に人種を設定します)データベースは11000人ですが、実際はアジア人5000人の中の同年代100人との比較となります。
※100人はランダムに選ばれるため、毎回点数の誤差は生じます。
点数は目安にとらえる
前回と比較して1~2%の点数が少し下がったとしても、データベースはランダムですし、そんなに気にしなくても良いのかなと思います。
数値に目が行きがちですが治療を提供する側としては”画像でしっかり判断”することが大切です。
数値だけで比較するのではなく、分かりづらいシミを見たり肝斑が悪化してないかなど画像でしっかり確認することを大切にしています。
ただ、点数の評価ばかり目がいってしまうお客様もいます。「高いお金を払ったのに点数が下がった」とクレームになる場合もあります。点数は下がっていても画像だけで比較すると肌が綺麗になっている事もあります。これは肌診断機はある一定の条件で判断して数値化しているだけだからです。例えばシミ治療をしたお客様の場合、初回にくすみが強くシミとのコントラストが無く機械がシミをしっかりキャッチできない場合があります。治療後、くすみが除去されトーンアップするとシミとのコントラストが生まれ点数が下がってしまうことがあります。この条件を見極めれるようになれば、何故治療効果が出ているのに点数が下がったのかが分かりますし、お客様に納得・安心してもれえる説明ができるようになります。
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VISIAで知れる肌年齢

VISIAは肌年齢も知ることができます。
VISIAは8項目の比較がありますが、特に「シミ・シワ」の点数が悪いと年齢も高くなりやすいそうです。
画像の方の場合は全体的に点数が良い方ですが、シワの項目が低いので肌年齢がそんなに若くないです。シワの項目の点数が良くなれば、肌年齢も若くなりそうですね。肌年齢が若いともちろん嬉しいですが、判断材料の1つなので数値を躍起になって見るより参考程度にしておくと良いかなと思います。
VISIAで知れる8項目
VISIAは8項目の画像診断が可能です。それぞれ解説していきます。
①しみ

目に見えるメラニン・赤みを反映します。なぜシミの項目なのに赤みも反映するかというと、茶と赤の色が似ているため機械が赤みも拾ってしまうそうです。
肉眼で判別しにくい薄いシミ・ソバカス・肝斑・色素沈着も確認できます。シミの個数だけでなく濃さも数値に反映されています。
💡ナース向けポイント
この項目は主にシミ治療方針や結果の比較で使用しています。カラー写真で見やすいのでトータル的なお肌の確認をお客様と一緒に見るのに使いやすいです。
②しわ

目元のみ解析。しわには「細い線形で、周辺の皮膚の色より暗い」という特徴があり、これをもとに解析しています。目元のみの結果なので顔全体と誤解されないように注意です。
💡ナース向けPOINT
目元のみのシワになるので、点数が低い場合は目元のシワに効く治療やスキンケア商品をおすすめします。
③質感

主にキメが整っているかが反映されます。乾燥していたり毛穴の凹凸が大きいとキメの点数は低くなります。
毛穴の凹凸が大きいので、どうしてもキメの項目では毛穴の程度に左右される結果になるそうです。
しかし、毛穴は「④毛穴」の別項目で分析できます。毛穴の項目も凹凸を反映するので、「③質感」「④毛穴」の項目は似ている項目になります。

この「質感」の項目は具体的に何に使うのか業者に問い合わせた所、化粧品メーカーのスキンケア用品の効果の比較などに使われていたそうです。
④毛穴

毛穴は周辺部位より凹んでいて陰影がある特徴を元に、解析を行っています。ただ、この毛穴の項目かなり点数低く出て厳しいです。「毛穴が比較的きれいな方でも9%だった!」なんてあるあるです。
画像の方は数値が高いですが、90%台は珍しいです。
なぜこんなに毛穴の項目は厳しいのか確認した所、アジア人のデータの中に毛穴の点数が良い韓国人のデータがあるため点数が低くなりやすいとのことでした。毛穴の点数低くてショック受ける人が多いですが、点数は参考程度にして、実際の画像での毛穴の比較もしっかり行います。VISIAはズームする事で、しっかり毛穴の状態を確認することができます。
💡ナース向けPOINT
毛穴の原因は「汚れ」「毛」「開き」と様々ですが肉眼で一緒に確認しにくいです。VISIAの場合、毛穴の原因を画面上でアップで確認できるのでお客様に説明しやすいです。
⑤隠れじみ

まだ肌表面には表れていない潜在的なシミの数を解析。確認された隠れジミに対する治療を行うことでシミの表面化を早めに予防できる。また薄いシミも高感度に捉えることができます。また、この項目は白斑の確認がしやすいです。
💡ナース向けPOINT
・隠れジミの個数や場所
・白斑の確認
この項目では白斑の確認が本当にしやすいです。白斑がないかの確認は必ず「⑤隠れジミ」の項目をチェックしています🔎特に白斑リスクのあるトーニング治療中の方やピコスポット後の方はしっかり確認します。治療前から白斑がある場合もあるので初診の方も白斑がないか確認します。
⑥茶色いしみ

今現在の皮膚に存在する色素成分。メラニンの抽出が得意な項目でシミや色素沈着などの程度を測定。また肝斑の描出は⑤隠れじみ(紫外線写真)より得意としています。この項目は肝斑やアザ・ADMが確認しやすいです。
💡ナース向けPOINT
・肉眼では見えづらい肝斑
・シミ治療後の色素沈着
・アザ、ADMなど
肝斑の確認は必ずこの項目をチェックしています🔎判別しにくい、色素沈着の状態アザやADMも確認しやすいです。
⑦赤い部分

「赤い色むら」「ほおの赤み」 「小鼻周りの赤み」「赤く目立っている毛穴」などの赤みの状態を解析する項目です。毛細血管の拡張や炎症していないかの確認をします。
肌全体がくすんでいたりシミが多くて赤みが見えにくい場合に便利です。赤みは茶色に近い色味なので顔全体赤みがあるとくすんで見えます。お客様の希望として「くすみを改善して美白になりたい!」という場合、その原因の一つに「赤み」がある可能性があります。赤みは自覚してなかったり気にしてない人が多いので一緒に確認して治療を提案します。
💡ナース向けPOINT
・赤みの状態
・炎症の有無と状態
・ニキビ跡(PIE:炎症後紅斑)
・毛細血管の拡張
・酒さ
⑧ポルフィリン

ポルフィリンとはニキビの元になるアクネ菌の代謝物のことです。ポルフィリンの量を解析することで、ニキビができやすい肌質かどうかを把握できますが必ずしもニキビができやすいという訳ではないみたいです。
オレンジの部分:ポルフィリン
黄色い点滅部分:ポルフィリンの可能性もあれば、酸化した皮脂の可能性もある
写真分かりにくいですが、よく見るとオレンジに反映してます。ポルフィリン多い方だと結構オレンジに反映します。
機械の性能上、ポルフィリンのみでなく酸化した皮脂等にも反応してしまうそうで、黄色い点滅は必ずしも「ポルフィリン」もしくは「酸化した皮脂」とは断言できないそうです。ポルフィリンの点数が低ければ皮脂分泌が多い傾向です。
💡ナース向けPOINT
・ニキビのできやすさ
・皮脂分泌
点数が悪い場合は汚れを取るホームケアやピーリング系の施術もオススメします。
確認しやすい比較写真として使う
8項目の見てるポイントをお伝えしましたが、普通に画質の良い写真として使用することもあります。同じ角度・撮影条件で撮影できているのもVISIAの良いところだと思います。
注意点
機械の特性上の注意点です。冒頭にもお伝えした「肌は綺麗になっているのに点数は下がる」現象。原因としては肌診断機はある一定の条件で判断して数値化しているだけだからです。この機械の特性を見極めれるようになれば、何故治療効果が出ているのに点数が下がったのかが分かりますし、お客様に納得・安心してもれえる説明ができるようになります。
地黒の人はシミの点数が高くなりやすい
地黒の方はメラニンが全体的に分布しているため、シミの検出が難しく点数が高くなりやすいです。肌とシミのコントラストが少ないという事です。実際に常に日焼けされる方でたくさんシミはあるのに肌が黒いので点数が高く出ているお客様がいました。
赤みの点数が低いとシミの項目も低くなりやすい
VISIAの機械が赤み(ヘモグロビン)に反応しやすくできているため赤みが強い場合、シミの点数が低くなる可能性があります(特に①シミ⑤隠れシミ)
シミが少ない人でも赤みが強いと①シミ⑤紫外線シミの項目の点数が低くなるということです。⑥茶色いシミの項目は赤みの反映することは少ないので赤みが強い人は⑥茶色いシミの項目と比較します。ただ、赤と茶色の色味が似ているためメラニン(シミ)として反映する場合もあるようです。
VISIAは2枚同じ項目の写真を比較できますが
・シミ-隠れじみ
・赤い部分-茶色いシミ
だけ別項目で比較ができます。

💡POINT
赤みが強い人のシミの状態を確認するときはこの「赤い部分−茶色いシミ」の比較を使います。
実際にシミは少ないけど、顔の赤みが強い人の場合だと赤みの点数が低ので①シミ⑤紫外線じみも低くなります。ただ赤みに影響されにくい⑥茶色いシミの項目は点数は高いです。

茶色いシミの項目は赤みを反映しづらいので点数が良い
赤みが強い患者さんは①シミ⑤紫外線じみの点数が低くなりやすいことを知っておけば⑥茶色いシミの項目と比較して正しくアセスメントできます。
まとめ

VISIAの特性を知ればアセスメント力が上がります。VISIAは数値化されて分かりやすいというメリットはありますが、特性やアセスメントポイントを理解していなければ適切な判断ができません。
・各項目の数値は「偏差値」点数が高ければ高いほど良い
・数値は目安として捉えて、画像でしっかり判断することが大切
・肌診断機から治療・スキンケアの提案ができる
・肝斑を確認するなら「茶色いシミ」の項目
・白斑を確認するなら「紫外線シミ」の項目
・赤みが強い方は、シミが少ない場合でもシミの項目の点数が悪くなる
・地黒だとシミの検出が難しく、シミの項目の点数が高くなる
・肌が綺麗になっていても点数が悪くなる場合があるので、VISIAの特性を理解しておく
・同じ角度・撮影条件で写真を比較できるのもVISIAの良いところ
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