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美容ナース物理基礎(6)「SP理論」

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nico

・美容看護師9年目
・病棟を1年未満で辞めて美容ナースへ
・3つの美容クリニックで勤務経験

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SP理論とは「選択的光熱分解理論」の略です。
Selective(選択的)Photothermolysis(光熱分解)

SP理論はレーザー治療の文献などでも良く登場します。SP理論を理解するとレーザーの基礎も理解できます美容ナースは必須で覚えましょう!

SP理論は1983年にAndersonにより提唱された理論で、この理論のおかげでレーザー治療が発展したそうです。 

SP理論とは

①波長
②パルス幅
③照射エネルギー

SP理論とは「この3つの条件を適切に定めることで、ターゲット周囲のダメージを最小限にしてターゲットのみを選択的に破壊(光熱分解)することができる。」という理論です。

ターゲットだけを、低リスクで効果的に破壊するのに必要な3つの要素ということですね💡

照射エネルギーが大事なのはもちろん分かりますが、レーザー治療の大事なポイントとして勉強してきた「パルス幅」「波長」が登場しました。

レーザー治療は照射エネルギーだけでなく機械の種類や照射方法、肌状態に波長やパルス幅など複雑に影響しています。そんな様々なことを考慮してレーザーで治療を行うわけですが、この「SP理論」はレーザー治療の要点をまとめているような理論でもあるなと思いました。

SP理論の「波長」「パルス」「照射エネルギー」3つの条件を復習しながら振り返りたいと思います️。

①波長

波長は「光の長さ」こと。波長はターゲットに影響する2つの要素があります。光がどこまで届くかという「①深達度」とターゲットがメラニンなのかヘモグロビンなのか水分なのかで吸収率が変わる「②光吸度

①深達度:ターゲットの部位に届く深さ
②光吸度:ターゲットには吸収されやすく、ターゲット以外には吸収されにくい波長

この2つの要素を考慮して波長を適切に定めなければなりません。


②パルス幅

パルス幅は「光の照射時間」どのくらいの時間レーザーを照射するかで皮膚への影響は変わってきます。ターゲットに吸収された熱エネルギーは周囲に広がりターゲットでない組織まで損傷してしまいます。
「熱緩和時間」内に照射することで周囲組織への負担が少なくより選択的にターゲットを狙うことができます

熱緩和時間とは…
“ターゲットにしている組織の温度がピークより半分になる時間”のことです。この時間内に照射することでターゲットを選択的に破壊できます。


③照射エネルギー

弱すぎてもターゲットは破壊できず、強すぎると周辺組織にダメージを与えてしまいます。
適切な照射エネルギーを選択しないといけません

まとめ

SP理論はこの3つの条件「波長」「パルス幅」「照射エネルギー」を適切に定めることで、リスクは少なく・効果的に治療できる理論です。

SP理論とは「3つの条件を揃えてターゲットのみを選択的に狙う」ということです。

SP理論を理解することで、レーザーについて必要な要素「波長」「パルス幅」「照射エネルギー」を理解できます。

最近は新しい機械がたくさんどんどん登場していて、この「波長」「パルス幅」「照射エネルギー」以外にも様々な企業努力がされ機械によって特徴が違います。基本的なレーザーの要素はこの3つなのでこの3つをしっかり理解できればレーザーの基礎が理解できます。


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